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山田詠美の小説は官能的な心理描写や身体器官の描写が本当に秀逸です。快楽に肯定的に生きるエネルギッシュな人を描くポンちゃんの作品を紹介しています。
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エイミー・ショウズ |山田 詠美

エイミー・ショウズエイミー・ショウズ
山田 詠美
新潮社 刊
発売日 1999-08
オススメ度:★★★★★




エイミー・セッズより、ちょっとだけ好きな理由☆ 2005-04-17
前のレビュアーの方が書いておられたとおり、エイミーセッズと一緒に読まれると面白いと思う。「エイミー・セッズ」ひとつだけ☆を増やしたのは、装丁のカラーの色が私好みだからだ。真中のハートも可愛い。「エイミー・セッズ」の「ソフトカバー版」(ていうのね、私ハードカバーって書いちゃった、まあ、許してくんなまし♪)と同じで、装丁が視覚と触覚で楽しめるっていうのは楽しい。本を開いていて表紙のデコボコを「つんつん」しながら読んでたもん。「セッズ」よりやっぱ「ショウズ」で、「インドでのいいもの」とか「人生に有効なお洒落」とか、目に浮んでくる描写は、詠美さん凄いなあと思う。文庫本は安いしお手軽だけど、こういう装丁を楽しむって言うのも、なかなかいいもんでやんすよ。

エイミー・セッズと併せてどうぞ 2000-11-20
熱血ポンちゃんシリーズも好きですが、物語から少し離れたこの2冊もたまらない魅力があります。


さらに詳しい情報はコチラ≫


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4U(ヨンユー) (幻冬舎文庫) |山田 詠美

4U(ヨンユー) (幻冬舎文庫)4U(ヨンユー) (幻冬舎文庫)
山田 詠美
幻冬舎 刊
発売日 2000-08
オススメ度:★★★




男と女の間 2008-10-07
男と女の間(セクシャルな部分を含む、当然ですが)に関連した短編集です、サラリと読めて気持ちよい切り方です。中でも気になったのは、突然昔の友人から告げられる共通の知り合いの遺言にまつわる話し「眠りの材料」、隣の夫婦とのやっかいでいて甘美な秘密の繋がり「血止め草式」、不思議な場所で出会うことになった男と女の始まりから終わりまでを描く「男に向かない職業」、風変わりな友人との関係性にセクシャルなものが入り込むとどうなるのか?を描く「高貴な腐食」です。



どれも20代中盤から後半にかけての男女の機微をかなり忠実に、しかも正直に描かれていて私は好感持てました。男でも、女でも、自分の立ち位置から逃れることは出来ないですし、その性別が基本になるのだと個人的には考えます、ストレートなもので。違う立場の方がいて、その方々とも偏見なく分かり合えるとは(ある程度なら)思いますが、ストレートな方々に向けられた物語です。


しかし、私の今の年齢からですと、なかなかそれだけではイケナイな、と思いました。懐かしくすら感じられます、20代後半から30代前半が。今でも迷いまくりですけれど。



ちょっとした(私を含む30代後半より上の方なら)ノスタルジーを気持ちよく言葉にしてくれて、しかも正直で冷静な観察と知っているけれどちゃんと言葉にするのが難しいことを言葉や文章を読む事で理解させてくれる作品です。20代の方でも面白く読めると思います、男でも女でも。男女の間の様々な関係について興味のある方にオススメ致します。

大人視点への移行が読み取れます 2007-02-15
『姫君』や『マグネット』、そしてこの作品と、

かつての初期作品に比べ、著者の視点が「大人視点」に移っていった気がします。

このあたりから「死」というものが少しずつ作品に彩りを与えていっている。


私は著者の大ファンで全作品読んでいますが、そのように感じます。

中期作品。


そして『風味絶佳』と続き『無銭優雅』に至る・・・ような。



初期と比べて変化を遂げる著者の道程を探るのにいい作品だと思います。




意味深な贈り物。 2005-12-18
この本は、愛する女性からの贈り物でした。

だから、いろいろ考えて読んでしまいました。

内容は、少しシュールなラブロマンス短編集です。

シュールというよりも、アングラの方が合っているかもしれません。

読もうと思えば、4時間ぐらいで読める本ですが、考え出すと時間が経つわ経つわ。

長期休暇の心休まる時に読むのが最高かな。


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姫君 |山田 詠美

姫君姫君
山田 詠美
文藝春秋 刊
発売日 2001-06
オススメ度:★★★★★


???本書は、「MENU」「姫君」など5作品からなる短編集。いずれも、人を愛するということから生じる「聖なる残酷」を正面から見据えている。
???中でも圧倒的な印象を残すのが、独特のバランスで保たれた2人の奇妙な同居生活を描いた表題作「姫君」。「世界のための」源氏名を持つ破天荒な姫子と、ミュージシャンを目指している人のよい摩周。2人の同居生活は、お互いに一線を越えないようにしようという暗黙の了解によって成り立っていた。おもしろいのはここでいう「一線」が、肉体関係のことではなく、もっと観念的な関係性での「一線」であること。だがその関係性も徐々に変化していく。必死に保っていたバランスが崩れ、そこから新しい関係が始まろうとしたときに2人を待ち受けていた思いがけない結末とは…。
???そのほか、他者との複雑で微妙な人間関係を淡々と描きあげた「MENU」や、一風変わった語り手が特徴的な「フィエスタ」など、いずれも人間の関係性に焦点を絞った作品がそろっている。密度の濃い関係が、山田詠美独特の一見軽い口調で展開されていくのだが、内容自体は決して軽いものではない。これまで、肉体関係を中心とした即物的な作品を書く作家という印象を持っていた人は、そのイメージが一変するのではないだろうか。それほど、人と人との関係性が非常に観念的に捉えられており、人を愛することによって生じる、失うことへの恐怖のさまざまな変奏が、せつなく熱く胸に迫ってくる。
???漫画家の真鍋昌平によるカバーイラストも、その都会的な雰囲気が内容にぴったりマッチしていて、ひとつの作品としての完成度をさらに高めている。(盛岡真美子)

「関係」 2005-05-26
この本はまずカバーイラスト(真鍋昌平:画)が成功していると思います。重厚なのにクールで、山田作品独特のエロスも感じられて。
本棚に並べておくとなんとも良い感じで、好きです。
山田作品の凄いところは、こんなハードな恋愛経験ないよ!って人でも、
(もっとも、あったらより共感出来る部分も多いんだろうけど・・・私は生憎無いので:笑)
物語に引きずり込み、共感させる力があること。
それも、夢物語として憧れさせるというのとは少し違って、もっと切なく胸を締め付けられる。精神的な痛みよりはむしろ、肉体的な痛みを伴って。
それはきっと、彼女が「恋愛」というものを通して、人と人とが「関係する」という事の、もっとも深い、芯の部分を描こうとしているからなのだろう、と思います。
そして彼女の紡ぎだす話は、彼女自身がひとつひとつ体得してきたものを、嘘混じりけなくぶつけているから、これほど説得力があり、人の心を動かすのでしょう。
この本は、そんな山田作品の魅力が凝縮されて詰まっていると思います。
これほど多彩な話を描き出しながら、浮つくことなく、クールに、しかも血肉の伴った作品として世に送り出すことが出来る。その圧倒的な力と才能に、感嘆の声を上げずにはいられません。

長編もいいけど… 2005-01-16
いいですよ、これ。
山田さんの本は割とじっくり浸りながら読んだりするのですが、この本はスピーディな感じのものが多く、一気に読みました。
読みながらテンションあがったりします。

響きました。 2004-09-20
泣きました。
山田詠美さんの作品は、とても心に入ってくる。
死をもって愛を知るって、残酷だけど、美しい。
自分が死ぬ時、誰を一番に想うんだろう・・・
充たされて気づかない日常、失って気づく本当に大切なもの。
読んでいろいろ考えてしまいました。
かなりオススメの一冊です。。。


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