ぼくは勉強ができない (新潮文庫)山田 詠美
新潮社 刊
発売日 1996-02
オススメ度:★★★★
本当にそうなのか!? 2010-01-07
筆者は、勉強ができる生徒よりも、
女子に人気がある生徒のほうがよしと
している。
それは一つの考え方であるが、勉学に励んでいるもの
を小ばかにすることには賛成できかねる。
ただ、ストーリー自体はおもしろく、読みやすかった。
高校生活を回想することができ、いい契機となった本である。
主人公の時田秀美がドタバタする短編小説 2009-11-09
主人公の時田秀美がドタバタする短編小説である。主人公はどちらかというとませた少年という感じがする。女性関係であり学校について、親や祖父や学校の先生と級友や愛人の桃子といろいろとぶつかりながらも成長しているとは言える。好きな短編は「○をつけよ」と「番外編・眠れる分度器」ですね。
良くても悪くてもレッテルを貼りたがる。人が人を無責任な立場で裁くことはしてはならない。人と同じ部分であり違う部分をきちんと認められるようにする。勉強が出来ることそのものが大事なのではない。学校の先生に教わらなくても、教わる題材はそこらじゅうにたくさんある。
著者の言おうとしていくことはすごくわかる。しかし、何か違和感がある。理屈は納得いくが、語られ方というのかなそういうものに違和感を感じる。好き嫌いが分かれるような気がするなあ。私は、そんなに好きではない。
簡単にヴィジュアル化できそうな感じ・・・ 2009-11-09
この作品はきっとドラマでも映画でも表現可能で楽しめそうそうだと思います。
主人公秀美とその家族がとてもイキイキと輝いていました。
個性だとか価値観だとかのあり方、
まるで人々が言いたいけど心の奥に閉まっている事を
代筆してくれてるような気がしました。
途中で何度かウトウトして読むのに思ったより時間がかかりましたが
読み終えてよかったです。
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