放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)山田 詠美
新潮社 刊
発売日 1995-03
オススメ度:★★★★★
恋せよ乙女 2010-01-01
『放課後の音符(キイノート)』です。短編集です。
基本的のどの作品も、主人公の女子高生が、クラスメイトなどの恋愛を傍観する立場です。各作品ごとにヒロインが違うので、色々な形の恋愛が出てきます。そこが本作の良いところだと思います。主人公本人の恋愛を描けば、男を何人も取っ替え引っ替えしなければ、いくつもの恋愛の形を描くことはできませんし、取っ替え引っ替えは本作のイメージに合わないですし。
主人公は基本的に傍観者なので、あまり個性は描かれていないのですが、実は全ての話で共通している同一人物です。
感性、といってしまえばシンプルすぎるのですが、そうとしか言えないし、それでいいと思うのですが、恋愛に関しての見方が、なんといっても感性豊かで、瑞々しいです。
恋に恋する、とはよく言ったもので、美しい恋愛賛歌になっていると思います。
ただ、連作ではあるけど短編集であり、主人公は傍観者という立場なので、本書全体としては物語的な盛り上がりにはやや欠けます。
とはいっても、最後には、主人公自身の恋愛も描かれていて、ハッピーエンドです。
恋愛は人生を豊かにする、でしょう。ということで、メイン読者対象は女子中高生だと思います。男性や大人が読んでも楽しめるとは思います。
女の子の憧れがいっぱいつまった一冊 2009-06-10
女子高生が主人公の8編の短編小説が収録されています。
作品名が全部英語で、どのお話も始まる前に1ページ使ってタイトルが
かわいくデコレーションして書いてあるところがおしゃれです。
私は「Keynote」が特にすきです。
この話は同じくこの本に収録されている「Sweet Basil」という作品の
続編のような感じです。
「Sweet Basil」がちょっと気になるところで終わったので、
続きがあったのはうれしい驚きでした。
私がすごく印象に残ったセリフがあるので引用します。
「恋って、物静かなエイリアンのようだ」
ここだけ引用しちゃうとなんだか突拍子もないけど、
作品の中でこの一文は実に自然です。
確かにそうかも、と納得しちゃいました。
ぜひ読んでみてください。
ばぶるのほ・う・か・ご 2009-03-05
あたしのおぢいちゃんがね、
この本ってバブリーで、俺の若いころを思い出すよ!
ぽんちゃんもバブリーでね。びっくりだよ!
バブル青田なんかぬるいよって!いってたの…。
おぢいたんがばぶる世代ってことは、
そのまごのあたしはいくちゅなんら?って思うれちょ?
4おくちゃいれちゅ
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